ニュージーランドFSPについて
銀行、と聞くと大きなお金を動かす組織という印象がありますよね。
一人一人からお金を預かり、ソレを運用し利益をあげる。
そうすることによって経済が回っていると言っても過言ではありません。
そんな銀行のような組織を、個人で作る事が出来たら面白いと思いませんか?
例えば、見知った人間同士でお金を定期的に出し合い運用して利益を分配して行くというのも面白いです。
実際、上記のような仕組みは江戸時代に存在していたようで、ソレにより急な大金が必要になった際は住民同士で助け合っていたようですが、この仕組みであっても信用できる間柄でないと利用できなかったのです。
近年、ニュージーランドFSPでは規制が殆ど無いに等しい状態で個人が銀行業の許可を得られると言う状況が続いていました。
しかし2013年、さすがにまずいと感じたのか、かなり厳しい規制を強いる事になります。
例えば、ニュージーランド国内に物理的なオフィスを持たなければならないと言うもの。
以前まではバーチャルオフィスでも大丈夫だったため、これにより個人で銀行業を行う事がかなり難しくなります。
その上、顧客審査などはニュージーランド国内で検査が行われます。
これもまた厳しく、更にニュージーランドの法律に従って法人登録がされていなければなりません。
しかし、ここまで厳しくても規制が無かった時代の会社が残っている可能性もあります。
逆に言えば、2013年以降にニュージーランドにて設立された金融系企業や証券会社は安全であると言えるでしょう。